北海道視察 その① 子ども病院
8月20日~22日、会派(市民ネット・社民・無所属)の4人で、北海道へ視察に行った。4人が行きたいところを厳選し、3日間をフルに使って、日程を練りに練ったスペシャル視察である。
20日はお昼に千歳空港に到着。すぐに札幌へ。予想以上の爽やかなお天気。涼しすぎるほどだ。
早速、道立子ども総合医療・療育センターへ。長い名前だが、小樽市にあった小児病院と、札幌市にあった肢体不自由児療育センターを統合して出来たので名前も長くなった。しかし心配ご無用。素敵なニックネームがついている。それが↓
「こどもっくる」! アイヌ語で「蕗の下に住む小人」という意味のコロポックルをもじったネーミングである。
キャラクターはもっくちゃん。
頭の上に蕗のはっぱが・・・
総事業費110億円で昨年9月に完成したばかり。全国で公営病院がバタバタと倒れていくこのご時勢に、でっかい道立病院を新設してしまうとは、北海道おそるべし!
4階建ての病院には、屋上へリポートがあり、また隣に併設された養護学校と廊下でつながっている。これが病院の全景↓

普通の子ども病院は生まれたあとの赤ちゃんから診ることになるが、コドモックルは「周産期医療」と言って、生まれる前・生まれた後・成長期と、1人の子どもを継続的に診ていく。ヘリポートがあるので、ハイリスクの胎児や新生児の急患に対応 でき、また新生児からリハビリを行っている。
屋上にて。右から二人目が工藤センター長。おひげがトレードマーク。
広い病院内には子どもたちを優しく迎える工夫がぎっしりとある。例えばこのような人型のオブジェがあちこちに描かれている。
このアートの作者が偶然にもかつて川本さんの家に泊まったことのある人だったことが判明。世間は狭い!
2歳くらいの可愛い「患者さん」が、楽しそうに粘土遊びをしていた。
病院の素晴らしさにも驚いたが、もっと驚いたのが併設されている養護学校。60人くらいの在籍にしては広すぎるスペースに、ゴージャスを通り越してバブリーな設備が整っている。体育館、温水プール、広い教室。
増える生徒数に教室スペースが追いつかず、プレハブや廊下の隅にギューギュー詰め込まれている千葉県の現状を思うと、あまりの「格差」にしばしボーゼン。
気になるのは事業収益だがもちろんマイナス。損失分は昨年度約14億5千万円。これは一般会計から繰り入れられている。いずれにしても、やはり自治体が病院を経営することは極めてむずかしい。北海道でも、コドモックル以前にあった7つの道立病院は、すでに「指定管理者制度」に移行する計画であるという。
住民の命と健康を守る公立病院が収益を後回しにすることは必然のコトワリだ。そこを辛抱できずに自治体から切り離していくことは、住民の福祉を切り離す事につながる。千葉県でも銚子の市立病院が休止されることとなって波紋を呼んでいる。全国の公立病院の希望の星となれ、コドモックル!!!
