9月19日(金)児童デイサービス「印旛学童クラブあかとんぼ」訪問
自立支援法に基づく障がいをもった子どもたちのサービスに「児童デイサービス」がある。主に乳幼児が利用するのが「Ⅰ型」、学齢期の子どもが利用するのが「Ⅱ型」と分けられているが、国は「児童デイサービス」を「発達期の乳幼児が療育のために利用するサービス」と位置づけており、事業所に入る報酬に著しい差をつけた。Ⅱ型は「まま子扱い」で報酬が低く、おまけに制度が見直される来年9月以降は、最悪の場合廃止されるかもしれないのだ。
学齢期の子どもたちにとって、放課後の憩いの場は大切だ。学校と家庭だけを往復するのではなく、いろんな年頃の子どもたちと接触してコミュニケーションすることがとても大切な「療育」となる。事実、Ⅱ型デイサービスのニーズは高く、ここ2年間で県内の事業所は31箇所も増えている。
この日、佐倉市にある「あかとんぼ」を訪れた。草笛の丘の奥に入っていった緑濃い場所にある。
出迎えてくれたのが、まだ24歳の小笹山さん。暖かな笑顔がさわやかな好青年だ。うちの次男より若い! なんでこんな優しい素敵な青年が「できる」んだろう??? お母さんに会ってみたくなった。
「あかとんぼ」は古い農家を改造したなんともレトロな空間。午前中だったので、誰もいなかったが、午後からは中学生や高校生が毎日10人前後通ってくるという。
小笹山さんは、「特にプログラムを作ったりせず、のんびりと好きなことをして過ごすようこころがけている。自閉のお子さんは集団に入れないケースが多いけれど、離れたところから『仲間たち』が何をしているのかなぁと、気にかけたり、それが良いふれあいになっている」と、楽しそうに話してくれた。今度は子どもたちがいる時に遊びに来たくなった。
9月20日(土) 母子家庭への支援とは? 笑いと涙のフォーラム
千葉県弁護士会主催の「母子家庭の暮らしとあるべき支援」というフォーラムに出かけた。
母子家庭は、夫と死別・離別などが原因で、20歳未満の子どもと母親の世帯をいう。Ⅰ世帯あたりの平均所得金額はわすか 211万9千円。何らかの支援を必要とする母子家庭の数は、千葉県で少なくとも5万世帯を超えると推定されている。
国の支援策はちぐはぐで、直接支援ではなく「就労支援」へと切り替わってきた。つまり、「国を頼らないで、仕事について自立しなさい」というものだが、小さな子どもを抱えて仕事を探すのがまず大変。仕事はほとんどの場合、非正規雇用のパートで、働けど働けど賃金は安く、体を壊して仕事を休めばあっと言う間にクビになる。若者のワーキングプアと同じ状態だが、子どもを抱えている分、更に過酷な状況になる。「ネットカフェ難民」にさえなれないワーキングプアだと、自嘲気味にいうのが、最初に登場した当事者の二人。
二人の話は当事者ならではの臨場感あふれるもので、離婚にいたるまでの苦しい経緯、世間や家族からの無理解、冷たい風当たり、職探しの大変さなど、聞いていて涙が出てくるようなエピソードが語られた。夫が保険証を持っていってしまったので、病院の窓口で毎回その説明をしなければならず、思いあまった子どもが「お母さん、逃げよう!」と言ったとか・・・
都留文科大学の後藤道夫教授が、「なぜ日本の最低賃金はこれほど低いのか」「なぜ日本は先進国のあいだで、これほど貧困率が高いのか」など、実にわかりやすくお話をしてくれた。
そして、このあとがすごかった。場面も雰囲気も180度チェーンジ!
コント集団「ザ・ニュースペーパー」の登場だーーー!
いきなり、麻生(予定)総理大臣が登場し、クチをゆがめて、吼えまくる。
「わたしのね、支持層は幅がこーんなに広いんですよ。マニアからオタクまで、あっ、狭いですね」
「わたしゃね、漫画が大好きなんでね。世界情勢はゴルゴ13で勉強してんですから」
続いて、Xージャパンのテーマ曲に乗って、ご存知小泉さん登場。「もう一度私に総理をやってくれって声が大きくってね。皆さんも私に再度やってもらいたいでしょう?」と会場に拍手を求めたところ、拍手がまばら・・・
「にせものでも、傷つきます」とすねたが、「私は非情な男だから、母子家庭なんて、甘えちゃいかんよ。離婚したら税金をかけることにします」などと挑発。「いやぁ、私は子どもに冷たいからね。小泉チルドレンなんて、だぁれも世話してないからね」
最後に、前総理の安倍氏。テーマ曲は「アベマリア」・・・
いやあ、笑った、笑った。もらい泣きと、笑いすぎ泣きと、両方堪能(?)できた貴重な1日だったなぁ。こんなオモシロ企画をやった弁護士会の皆さん、本当にありがとう。司会の及川さん、八ッ場でいつもお世話になってますが、笑いすぎですよ。