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2008年9月28日 (日)

がんばれ!若井さん

衆議院解散の足音が近づいている。11月2日? 9日? 私の選挙区でも、民主党の奥野総一郎さんのポスターが目立つようになった。

今日は、白井市(13区)の若井康彦さんの選挙事務所開きにかけつける。ところが、白井市までの国道が大学駅伝のため片側規制で大渋滞。30分以上遅れての到着となってしまったが、若井さんに「がんばれ」のエールを送ることができた。

麻生氏が新総裁となっても思うように支持率があがらないと、新聞各紙が伝えている。そりゃそうでしょう。年金問題はますます闇の中、アメリカ発の金融不安がブラックホールのように迫ってくる、汚染米や汚染牛乳など食べ物の安全度は危険水域・・・ 世の中こんなひどい状態なのに、まるでお祭り騒ぎの自民党総裁選挙。「五人ばやし」が手をつないで、選挙カーの上から虚しいお芝居を繰り広げる。さすがに世間は気がつき始めた。「もう、その手にはのらないよ」と・・・

しかし、自民党が自殺点(オウン・ゴール)を連発しているのに、民主党の支持率が上がらない。中山国交大臣の失言がダメ押しを出しても、民主への支持率アップにつながらない。周りの人に聞いてみると、党首小沢氏がどうも信用できないという。大連立騒ぎなど、確かにダメージが大きい。「腹黒い、ドス黒い」など評判は散々だ。

しかし、しかし、今度こそ政権交代でしょう。このまま自民公明政権が続くことは、プラックホールが更に広がることを意味する。

選挙区が違うので若井さんには票は投じられないけれど、私が一番当選してほしい人物だ。何しろ八ッ場ダムがらみの縁が深い。8月終わりに若井さんに会ったとき、『川辺川ダムは蒲島知事、何かやると思うよ。あの人は信頼できる」と言うので、「まさかぁ、自民党から出てる人でしょ?」と反発した。

それが、数日後の9月11日、びっくりの蒲島発言。川辺川ダムの白紙撤回だ。若井さん、あなたは予言者か?

写真は若井さんと妻のあや子さんを囲んで↓

Wakai

2008年9月27日 (土)

失言にもホドがある!

麻生新首相、べらんめえで放言壁のある御仁だから、すぐ失言騒ぎを起こすだろうと期待(?)していたら、部下が先にやっちゃいました。

25日、中山国交省大臣が報道各社とのインタビューで次のような許しがたい発言をしたのだ。以下全文を掲載する。

(記者に、成田と羽田の空港施策をどのような考えで進めていくのか、とたずねられて・・・) 「先ほど言ったように、昭和53年にアメリカから帰ってきた時に着陸したのが成田空港でしたが、一車線がずうっと続いて日本とは情けないなあと、ごね得と言うか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公けのためにはある程度は自分を犠牲にしてでも棄ててもというのが無くて、なかなか自分さえよければというそういう風潮の中で、なかなか空港拡張もできなかったというのは大変残念だった。そういう意味で中国なんかうらやましいなというのもありますが、やっとそういう意味で成田の方では滑走路も出来つつある、また利用回数も増えるという話ですから。それと羽田もまた夜間に離着陸できるという利便性もあるわけですから。」

まず、なんと日本語がおかしい人かと思う。これも戦後教育のせいか??? 成田のことはとんでもない「言いがかり」である。国家権力が成田空港予定地の地権者をいきなりひっぱたくように土地を取り上げ、以後、不幸な闘争が続いた。反対派にも機動隊にも死傷者が出た。多大の犠牲を払って整備されてきた成田空港。いまだに空港周辺の多くの住民は騒音に苦しめられている。

そんな「歴史的経緯」を全く配慮せず、「ごね得」と切って棄てる感覚は、千葉県を馬鹿にしている、愚弄している、見下している。成田はどうせ羽田の捨石だとしか見ていないのだろう。

それにしても、こんな幼稚で差別的な感覚を持った人間を大臣に起用する麻生氏、そしてこんなことをうんざりするほど繰り返してきた自民党の見識を疑う。謝って済む問題ではない。即大臣を辞めてもらいたい。居座るのなら、それこそ「ごね毒」だろう。

この件で、更に腹が立ったのが千葉県の自民党と公明党の県議団だ。議会が始まる冒頭で、堂本知事が中山発言に対する抗議を表明したいと議会運営委員会に申し出たら、自民党と公明党が反対して否決してしまった。現職大臣が公けの場で千葉県民を侮辱したのだから、知事が抗議するのは当たり前だし、千葉県議会自体が抗議文を提出すべき問題だ。

ネット、民主党、共産党は知事の議会での抗議表明に賛成。自民党は「大臣の発言の前後をよく調べてから」などと訳の分からない答弁。前後も何もありまへんよ、こんな薄っぺら発言には。 公明党は「プレス発表だけでいいのでは」などと、これまた自民ベッタラ漬け発言。

そんなこんなで、二日目にして既に波乱万丈の県議会だが、散会後、大平興産の件で住民の方々が来庁された。

大平興産はこのブログでも再三紹介しているが、水を透さない岩盤の上にあるという理由でシートも敷かない処分場を作った。しかし大規模な汚水漏れが起こり、現在汚水くみ出し方式で対応しているが住民の不安の声は大きい。

漏洩事件を起こした大平興産に対し、住民にきちんとした説明会を開かないうちは、新しい処分場はとても認められないという実に素朴な住民の願いを、今日は、現場からすぐのところに住む住民Mさんが署名を渡しながら、知事秘書の平井さんに訴えた。堂本知事に直接会って渡したかったが、あんのじょう、断られたのだ。署名は地元住民ばかりだ。

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このあと、産廃課に行って、志村課長にも訴えた。

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2008年9月24日 (水)

涙と笑いの日々

9月19日(金)児童デイサービス「印旛学童クラブあかとんぼ」訪問

自立支援法に基づく障がいをもった子どもたちのサービスに「児童デイサービス」がある。主に乳幼児が利用するのが「Ⅰ型」、学齢期の子どもが利用するのが「Ⅱ型」と分けられているが、国は「児童デイサービス」を「発達期の乳幼児が療育のために利用するサービス」と位置づけており、事業所に入る報酬に著しい差をつけた。Ⅱ型は「まま子扱い」で報酬が低く、おまけに制度が見直される来年9月以降は、最悪の場合廃止されるかもしれないのだ。

学齢期の子どもたちにとって、放課後の憩いの場は大切だ。学校と家庭だけを往復するのではなく、いろんな年頃の子どもたちと接触してコミュニケーションすることがとても大切な「療育」となる。事実、Ⅱ型デイサービスのニーズは高く、ここ2年間で県内の事業所は31箇所も増えている。

この日、佐倉市にある「あかとんぼ」を訪れた。草笛の丘の奥に入っていった緑濃い場所にある。

出迎えてくれたのが、まだ24歳の小笹山さん。暖かな笑顔がさわやかな好青年だ。うちの次男より若い! なんでこんな優しい素敵な青年が「できる」んだろう??? お母さんに会ってみたくなった。

Akatonbo

「あかとんぼ」は古い農家を改造したなんともレトロな空間。午前中だったので、誰もいなかったが、午後からは中学生や高校生が毎日10人前後通ってくるという。

小笹山さんは、「特にプログラムを作ったりせず、のんびりと好きなことをして過ごすようこころがけている。自閉のお子さんは集団に入れないケースが多いけれど、離れたところから『仲間たち』が何をしているのかなぁと、気にかけたり、それが良いふれあいになっている」と、楽しそうに話してくれた。今度は子どもたちがいる時に遊びに来たくなった。

9月20日(土) 母子家庭への支援とは? 笑いと涙のフォーラム

千葉県弁護士会主催の「母子家庭の暮らしとあるべき支援」というフォーラムに出かけた。

母子家庭は、夫と死別・離別などが原因で、20歳未満の子どもと母親の世帯をいう。Ⅰ世帯あたりの平均所得金額はわすか 211万9千円。何らかの支援を必要とする母子家庭の数は、千葉県で少なくとも5万世帯を超えると推定されている。

国の支援策はちぐはぐで、直接支援ではなく「就労支援」へと切り替わってきた。つまり、「国を頼らないで、仕事について自立しなさい」というものだが、小さな子どもを抱えて仕事を探すのがまず大変。仕事はほとんどの場合、非正規雇用のパートで、働けど働けど賃金は安く、体を壊して仕事を休めばあっと言う間にクビになる。若者のワーキングプアと同じ状態だが、子どもを抱えている分、更に過酷な状況になる。「ネットカフェ難民」にさえなれないワーキングプアだと、自嘲気味にいうのが、最初に登場した当事者の二人。

二人の話は当事者ならではの臨場感あふれるもので、離婚にいたるまでの苦しい経緯、世間や家族からの無理解、冷たい風当たり、職探しの大変さなど、聞いていて涙が出てくるようなエピソードが語られた。夫が保険証を持っていってしまったので、病院の窓口で毎回その説明をしなければならず、思いあまった子どもが「お母さん、逃げよう!」と言ったとか・・・

都留文科大学の後藤道夫教授が、「なぜ日本の最低賃金はこれほど低いのか」「なぜ日本は先進国のあいだで、これほど貧困率が高いのか」など、実にわかりやすくお話をしてくれた。

そして、このあとがすごかった。場面も雰囲気も180度チェーンジ! 

コント集団「ザ・ニュースペーパー」の登場だーーー!

いきなり、麻生(予定)総理大臣が登場し、クチをゆがめて、吼えまくる。

「わたしのね、支持層は幅がこーんなに広いんですよ。マニアからオタクまで、あっ、狭いですね」

「わたしゃね、漫画が大好きなんでね。世界情勢はゴルゴ13で勉強してんですから」

Asoh

続いて、Xージャパンのテーマ曲に乗って、ご存知小泉さん登場。「もう一度私に総理をやってくれって声が大きくってね。皆さんも私に再度やってもらいたいでしょう?」と会場に拍手を求めたところ、拍手がまばら・・・

「にせものでも、傷つきます」とすねたが、「私は非情な男だから、母子家庭なんて、甘えちゃいかんよ。離婚したら税金をかけることにします」などと挑発。「いやぁ、私は子どもに冷たいからね。小泉チルドレンなんて、だぁれも世話してないからね」

Koizumi

最後に、前総理の安倍氏。テーマ曲は「アベマリア」・・・

Abe

いやあ、笑った、笑った。もらい泣きと、笑いすぎ泣きと、両方堪能(?)できた貴重な1日だったなぁ。こんなオモシロ企画をやった弁護士会の皆さん、本当にありがとう。司会の及川さん、八ッ場でいつもお世話になってますが、笑いすぎですよ。

2008年9月21日 (日)

八ッ場ダム、どっさ盛り

わが会派最初の代表質問を9月29日、川本さんが午前10時より行う。知事の政治姿勢から財政、教育などテンコ盛り状態で、今のままでは1時間で収まらない気配濃厚。現在、剪定作業に汗を流している模様。

私の担当は、残土・産廃、八ッ場ダム、そして福祉の三つ。これまた、毎日議会棟に出向いては、口角泡盛状態で職員の方々と激論中。

そんなこんなで、またもやブログをサボタージュ。先週からの出来事をザザザっとまとめて載せますゆえ、ご笑覧ください。まずは八ッ場ダム関連を2件!

9月10日~11日 11回目の八ッ場ダム

「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」で初めての八ッ場視察を行った。私はなんと今年3回目の訪問となる。行くたびに山肌がむき出しになり、巨大な橋が伸びていくが、本体工事はまだ先。空中に道路を渡すような難工事も残っており、工期どおりに終らない可能性のほうが高い。埼玉県の民主党の議員さんたちの元気の良さに、嬉しくなった。止めるぞー!

写真は、ダムサイト予定地に立って、あそこがダムのてっぺんだよ、とみんなで上を指差している。吉川さんの丸い顔が・・・↓

Yanbadamsite

吾妻川に流れ込む川は、魚も住めない強酸性の川だ。このままでは使えないというわけで、中和施設で石灰ミルクを大量に投入され、その堆積物が品木ダムに溜められる。堆積物にはかなりの砒素が検出されており、毎日浚渫されては、処分場に捨てられていく。処分場が満杯になればどうするの? 今日も素敵に不気味なマリンブルー、ご存知 死の気、いえ、品木ダム。↓

Sinakidam

9月15日(月) シンポジウム「ダムに負けない村」

八ッ場あしたの会主催のシンポが東大の弥生講堂で開かれた。9月11日に熊本県の川辺川ダムの白紙撤回を蒲島知事が発表した直後とあって、川辺川からの報告をする森さやかさんの発表が素晴らしかった。

基調講演はおなじみ神野直彦さん。ヨハネ・パウロ2世の話しなど、いつもの神野さんらしくなく、どこへ軟着陸するのかハラハラした。写真は、懇親会にて神野さん、大河原雅子さんと。↓ 八ッ場ダム止めるぞー!

Jinnoprof

2008年9月 8日 (月)

かずさDNA研究所訪問記

午前中は三番瀬の漁業補償と残土に関する聞き取り。

午後はかずさアカデミアパークへ。本日の目的はDNA研究所である。

かずさDNA研究所は、沼田前知事が「千葉新産業三角構想」の一角、「研究開発機能」の一大拠点かずさアカデミアパークの中核として、鳴り物入りで作られた施設である。

国ではなく県が手がけたアカデミックな装置。しかし、アカデミアパーク全体で、基盤整備を含めてこれまで実に1,500億円もの公金が投入された。毎年のランニングコストは30数億円。その半分をDNA研究所が占めている。

数年前、事業仕分けがされたときに、DNA研究所は県ではなく国がやるべき事業だと判定された。このところ、ヒト・ゲノムの解析も一段落し、DNA研究所の役割が見えてこない、という不満もあり、本日総勢7人で視察に出かけたという次第。

にこやかに出迎えてくださったのが大石道夫理事長。率直な語り口の方である。

バイオなど、先端技術の拠点としてスタートしたアカデミアパークは、しかし、なかなか企業進出が伸びず、今では普通の製造企業も来ていいよとハードルを下げた。その結果、敷地内の利用率は52%という数字になったが、内実は単なる「工業団地」に成り下がっている感も否めない。

それは大石さんも同じように危惧しており、当初の目的が薄れてしまったと顔を曇らせた。しかし、ここは千葉県の貴重な研究施設であり、財産であるから、がんばっていきたいと力をこめた。

千葉県がアカデミアパーク事業をやる意義はどこにあるのか? 県にとってアカデミアパークはどのような必要性があるのか? 何を期待されているのか? これは大石さんたちだけでなく、私たち県民もしっかりと考えて答えを出さなければならない。

DNA分析機器の前で記念撮影↓

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帰り際、遺伝子組換え技術のことに関し、「普通の作物との交雑が起きれば、生物多様性を脅かすのではないか」と質問したら、大石さん、途端にリキ(スイッチ)が入ってしまった。

「遺伝子組換え技術は世界の飢餓を救う。食物飢饉を解決し、人命を救う技術だ。遺伝子組換え技術ではヒトは死なない。危険視する人々は、今死んでいく世界の貧しい人々のことをどう考えているのか。科学者として、悔しい」と堰を切ったように熱弁をふるった。

私は違うと思うと正直に言った。世界の飢餓は、遺伝子組換え技術で救えない。食糧の分配が今のまま、一握りの先進国が大勢の第三世界の人々の食糧を簒奪していく構図が続く限り、いくらスーパー穀物が誕生したところで、結局は貧しい人々には回らないのではないか。

しかも、遺伝子組換え技術がヒトの健康に影響を与えないと断言する事はできない。それは科学者の傲慢ではないか。現在は、健康に影響が出るか出ないか、世界中で壮大な人体実験が始まった段階だから。

2008年9月 6日 (土)

北海道視察 その② 風力、パソコン、そして夕張・・・

毎日県庁で、議案説明や、財政や「千葉県長期水需給」に関するレクチャーなどを受けている。忙しいことは忙しいのだが、はっきり言ってあまり「ブログ」的ではない。つまり絵ズラが悪い。

こんなときは、ちょっと時計の針を元に戻して、北海道視察の報告の続きをどうぞ!

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8月21日(視察2日目)

午前中、札幌市内の市民団体2つを訪問。いずれも北海道ネットの佐藤さん(札幌市議)から「ぜひ行ってみて」と薦められたところ。

まずは「北海道グリーンファンド」へ。北海道グリーンファンドは、グリーン電気料金制度の普及と風力発電事業(「市民風車」)など自然エネルギー、省エネルギーの普及促進をめざして活動しているNPO。現在北海道内に4つの風車を建設して、活発な活動を広げている。風力発電は「低炭素社会」実現への有力なステップとなる。

出迎えてくれたのは小林さん。パワーポイントを使って熱心にせつめいをしてくださる。右から二人目が小林さん。

Greenfund
市民は風力発電の電気を直接買うのではない。北海道市民の多くが使っている北海道電力に、そのまま加入していていいのだ。仕組みは下の図のようになる。

Greenfundsystem

グリーンファンド会員は毎月の電気料金に5%上乗せしてグリーンファンドに支払う。グリーンファンドは電気料金を北海道電力に払い、5%は市民発電事業の基金に積み立てられる。

小林さんは「通常の電気代の5%をよけいに払う、と考えるより、いつもより5%電気消費量を節約して、ういたお金をグリーンファンドに寄付していると考えてほしい。それが節電にもつながる」と説明。なるほど、納得!

次に向かったのが、「札幌チャレンジド」。ここは、障がいをもっている人がパソコン技術を習得して経済的に自立できることを支援している。8年前携帯電話だけで始まった事業は、いまやかなりな事務所をかまえ、スタッフも5名、ますます充実した活動を見せている。

発起人の杉山さんから話をうかがった。現在、パソコン教室用に3つの講習室があり、年間2000人以上が受講。年間の事業規模は3000万円から4000万円。堂々たるものだ。ちょっと教室のパソコンの前に座らせてもらう。

Challenged

最近は、通販などを扱う「コールセンター」や、字幕作りと言った新しい仕事が増えてきて、活気があるということだ。

障がいをもった人々の雇用で問題になるのは、1年以内にやめてしまう「離職率」のたかさ。当事者と行政だけでは、なかなか当事者個人の意思が伝わらないが、あいだに「チャレンジド」などの市民団体が入ると、ワンクッションになり、意思の伝達もスムーズに行く。杉山さんの暖かな人柄が心に沁み込んだ。

午後からの北海道庁訪問記、及び次の日の苫小牧東部開発視察は、川本さんが詳細にブログに載せているので、そちらをお読みください。

最後に訪問した「夕張市」も強烈だった。まず目に飛び込んできたのが、町のあちこちに掲げられている、古い名画の看板。夕張市は映画祭で有名なので、シネマで町おこしを狙ったのだろうが、なんだか、よけい物悲しいムードが・・・ 思わずシャッターを切るのも忘れて看板に見入ってしまい、自前はゼロなので、インターネットから取ったものでお茶をにごします。

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夕張市議会を訪ねてみると、ちょうど常任委員会が終ったばかりで、議長さんと副議長さんにお会いできた。議員は元々18人だったが、現在定数9人。だから常任委員会と言っても「行政常任委員会」ひとつだけ。毎回全員協議会を開いているようなものだ。写真は

Gichou

前列右から高橋副議長(まだ30代!)、加藤議長(説明慣れしている。立て板に水!)。財政再建団体となって以来、厳しい緊縮財政が続き、学校も市役所も赤サビだらけで修繕費もままならない。必然、議員報酬もカットされ、現在、議長が月22万円、副議長が20万円、その他の議員は18万円だという。ネットよりも低い・・・

夕張駅前には、夕張華やかなりし頃のモニュメント「マウントレイスィーホテル」が建っている。目の前のスキーゲレンデと通路で直結したバブリーな作りだ。ロビーにはこんな「お遊び」が・・・ 例の顔を出して写真を写すヤツなんだけれど、題して「夕張夫妻」! 夕張負債にかけているのだ! キャッチコピーは「金はないけど、愛はある」 むむむ・・・

苦境を笑い飛ばして乗り切ろうという市民の逞しさが感じられて、こんな夕張メロンの帽子をかぶって、吉川さんと川本さんとで写真に納まりました。

Yuubarifusai

2008年9月 3日 (水)

国会で菅直人氏に陳情

午前中は臨時議会。8月に急逝した副議長中村県議に議員代表と知事が哀悼の意を表したあと、新しい副議長を選ぶ選挙を行った。

午後は国会へ。「八ッ場ダムを考える1都5県議員の会」の事務局・角倉さん(群馬県議)が幹事会に召集をかけて、急遽、民主党代表代行菅直人氏に会いに行く。

目的は勿論八ッ場ダム。前回の衆議院選挙(例の9.11コイズミ劇場)のときは、民主党のマニフェストに「八ッ場ダム中止」が入ったが、昨年の参議院選挙のときは固有名詞が入らず、「公共工事の見直し」というひとくくりの項目となった。

風雲急を告げる国会。今年中に解散総選挙となる公算が大きい。ぜひとも民主党のマニフェストに、再度「八ッ場ダム中止」と入れてほしいのだが、これはやはり民主党の議員から要請したほうが「筋」だろうということで、民主党都議の花輪さんと松下さんが直接菅さんに訴えた。

一方角倉さんは「1都5県議員の会」として、①ダムができなくとも水没予定地の住民の生活が再建できるように「生活再建支援法」を作ること、②今度の臨時国会での菅さんの代表質問に、ぜひとも八ッ場ダムを取り上げて欲しいという2点を要望した。

菅さんは例のにこやかなスマイルを浮かべながら、「八ッ場ダムはやめるべきだ」と言明。ただ、マニフェストに入れるのは自分の一存ではできないので、皆さん(民主の議員)も声をあげてほしい、とのこと。

わずか15分ほどの面談だったが、「国交省のように、たくさん税金を使う役所ほど、権力も大きい」という菅さんのひとことが印象的だった。権力のある役所ほど御しがたし・・・

福田首相のお膝元群馬県にできる八ッ場ダムは、昔から「福田ダム」と呼ばれるほど、福田パパと(いわく因縁という)縁が深い。今、福田ジュニアが首相のイスを蹴っ飛ばしてしまったので、ちょっとインパクトが薄れてしまったかなぁ、という印象はいなめない。まあ、政権交代が実現すれば、八ッ場ダム中止に向かって大きく歯車が動くのだから、ドンマイ、ドンマイ。

写真は左から、花輪さん(東京都議・民主)、西崎さん(東京都議・生活者ネット)、菅さん、角倉さん(群馬県議・リベラル群馬)、松下さん(東京都議・民主)、大野、中島さん(埼玉県議・民主)

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2008年9月 2日 (火)

八ッ場ダム裁判で証人になりました!

とにかくビックリ!サプライズ! 福田総理が突然の辞任。 社民党の福嶋みずほ党首が「安倍首相に続いて2度も国民投げ捨て内閣だ」とコメントしていたが、言いえて妙。最後の記者会見で「最後まで、何か他人事のようだ」といわれて、「自分は客観的に自分を見ることができるのだ。あなたとは違う!」とぶち切れていたのが、唯一福田色を鮮明に出せた瞬間だったのではなかろうか。

政界も一寸先は闇だが、私もこの1週間日なたもあれば闇もあり、色々あって日記が滞りがちになってしまった。書きたいことが富士山の8合目までいっぱいなので、よりすぐり(独善とも言う)のことがらを書いていきます。

まずは、8月26日の八ッ場裁判!

八ッ場ダムストップをめざして1都5県の住民が立ち上がったこの訴訟もすでに4年が経過。千葉県では今まで15回の公判を重ねてきたが、いよいよ証人尋問。しかも、原告側の証人に私が指名された。

実は6月議会が始まる前から、証人が提出しなければならない「陳述書」の作成にあたっていた。6月議会には1年に1回の議会質問もある。時間との勝負になった。毎夜資料の山とファイティングーッ!

夏休みには、私を担当する中丸弁護士との打ち合わせを重ねた。法廷では二人で華麗なる言葉のダンスを踊らなければならないのだが、私は中丸さんの足を踏んづけ、ひとりでくるくる回り、ステップをはずしっぱなし。ようやくお盆すぎごろから、息もぴったりとなった。

さて本番の8月26日。千葉地裁で一番大きい法廷が満杯。大入り満員状態で、補助イスを20個も追加。ひとまずホッと一安心。ロビーは多いほどよろしい。

原告側証人の嶋津さんがトップバッター。自作のパワーポイントで、嶋津節が炸裂する。国と千葉県の水政策のおかしさと矛盾点を述べさせたら、嶋津さんに反論できる人はいないだろう。

次いでいよいよ私の出番。中丸さんが心地よく私をリードしてくれる。千葉県がこれまで治水の面でも国にお任せで、自分の頭では何一つ考えてこなかったこと、これまで事業費増額の前後に何度も見直すチャンスがあったのに、なんにもしない無為無策状態であったこと、などなど、短い時間ではあったがしっかりと述べることができた。

で、当初から被告側の老獪弁護士B氏からの反対尋問が10分間あると聞かされていた。味方の弁護士さんからは、「すごく意地悪な質問で切り刻まれるぞ」と脅かされていたので、こう言われたらこう切り返してやろうと秘かに作戦を立てていた。

なのに、「反対尋問はありません」と老獪B氏は言うではないか。その顔には「小魚は相手にしませんよ」という憎たらしい表情が読み取れたのは私だけだろうか。ま、本当に私らは「シシャモ」会派だけれどね。

このあとの被告側証人・県職員への、われらが及川弁護士の攻撃がすごかった。何しろ県は「八ッ場ダムが千葉県の治水にとってどれほどの効果があるのか」を、一切検証していないから、旗色悪いことこの上なし。法律で「著しい効果がなければ財政支出はしてはならない」とあるのに、イチジルシイ効果どころか、イチジクとイチゴの違いも分からない無検証なんだから、まともな反論もできない。必然、しどろもどろワールド全開となる。

及川弁護士にボコボコのサンドバック状態にされている県職員がむしろ気の毒になったが、一点、大きな「ウソ」をついたことが許しがたい。

老獪B弁護士に「(大野証人が)千葉県にとって、八ッ場ダムがどのような効果があるのかなどと聞いたとか言ってましたが、どんな意味なんでしょうかねぇ」と水を向けられた職員、「さあ、費用便益か何かだったんではないでしょうかぁ」などとぬかしたが、冗談じゃない! 6月議会の一般質問で「千葉県にとっての効果」を取り上げたが、事前に何度もやりあったではないか!「淀川水系の大戸川ダムでは水位が19センチ下がると、ダム効果が計算できているのに、なぜ、利根川水系では具体的な数字が出せないのか?」と。

何度聞いても答えはもらえなかった。当然だ。国交省も計算していないのだ。と言うより、計算すると、八ッ場ダムが千葉県にとって、何の効果もないことが判明してしまうから、わざと計算しないというのが正解だ。

まともに答えれば、八ッ場ダムは全く不必要なダムだということが丸わかり。だから、ウソにウソを重ねて、はぐらかし答弁に終始する。議会でも法廷でも、県の姿勢は同じ。

しかし、反対尋問はおもしろかった。傍聴していた人たちも口々に「これぞ裁判! いやぁ、おもしろかった」と言っていた。4時間半に及ぶ裁判だったが、あっと言う間の感じがした。9月16日1時から、再び証人尋問が行われる。今度は県の職員が3人登場。相手側の証人のことを「敵性証人」と言うのだそうな。県職の方々も立場上仕方のないことなんだろうが、私たちも必死である。なんとしても、八ッ場ダムを止めなければならない。

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