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2009年2月26日 (木)

いすみ鉄道とリニアモーターカー

いすみ鉄道の社長のイスを去った吉田たいらさんに対し、自民党が波状攻撃を加えている。特に森田健作氏を支持する県議に顕著だ。

自民党の一部の県議さんたち、これまで「いすみ鉄道」の「い」の字もおっしゃらなかったのに、突然熱に浮かされたように、議会で叫び、ブログで書きなぐり、まるでいすみ鉄道の守護神になられたような鼻息である。

吉田氏はいすみ鉄道社長に就任して、1年足らずで1,700万円増収を実現させた。かなりの経営手腕だ。途中で退任すると、会社にとって本当に困るだろう。しかし、何も月やハワイへ行ってしまうのではなく、今後もしっかりと見守っていけるし、千葉県も植田副知事を暫定の社長として積極的に支えていく姿勢を示している。

詳しいことは、3月4日の総合企画常任委員会で、参考人として呼ばれた吉田さん自身の口から明快に説明されるだろう。吉田さんを招致することに決めた先日の常任委員会は、自民、公明による吉田いじめそのもの。選挙にからんだ場外乱闘の様相ではないか。

社長のイスを去っただけでこれほど騒ぐ人たちが、首相のイスをあいついで蹴飛ばして去っていった二人の人物に関しては、ほとんどコメントがなかったが、こちらのほうがよほどの大問題だろうに・・・

また、森田健作氏が政策としてあげている「リニアモーターカー」。成田と羽田を10分で結ぶという。

しかし、どこに財源があるのか? 沿線住民の電磁波被害はどうするのか? 用地買収はどうするのか? 「おれは知事だー!」と権力を振りかざし、収用をかけまくるのか?

それに、アクアラインと木更津市の先例で分かるように、二つのポイントを高速で結べば、必ず「ストロー現象」というものが起き、強いほうが弱いほうを吸い上げてしまう。つまり、成田に到着した客は全てそのまま羽田に吸いとられ、宿泊客ゼロ、観光客激減、シャッター街の増大となる。

この裏には、どうも羽田空港の第5滑走路計画が潜んでいるように思えてならない。鬼泪山の山砂をごっそり削り取り、またぞろ、羽田の新滑走路に使おうというのか。そして、リニアモーターカーで、一気に東京へ客を運ぶ。東京一極集中の完成である。森田健作氏は東京都知事になられたほうがよいのでは???


2009年2月22日 (日)

たいらチラシを撒きまくる

2月27日の「吉田たいらさんと話そう会」in 佐倉の宣伝のため、京成佐倉駅周辺の住宅地に、ネットの仲間6人でチラシを配る。うっすら汗をかいた身に、春風が心地よい。2時間弱で2500枚を完配!

そのまま夕方、車で市原ネットへ。「きなだ山の山砂採取に反対する連絡会」の定例会だ。富津市の地元はもちろん、県内あちこちの団体が集まってきており、会は活気付いている。

県議会での議論を検証、土石審議会の対策、知事選への対応、学習会の企画などなど、決めることが多すぎて、あっという間の3時間。

そこで気になる情報。

今、吉田たいらさんがいすみ鉄道を任期途中でやめたことを激しく非難しているのが勝浦市長。その勝浦市で、突然産廃処分場問題が勃発した。

鵜原という海中公園で有名な美しい海がすぐ近くにある場所に、49万立方メートルの産廃が埋められる。業者は今まで聞いたことがない新興業者で、住民との話し合いに応じるかどうかが懸念されている。

現地の海はアワビやイセエビなどの貴重な海産資源を保全するため、禁猟区になっているところ。処分場が近くにできれば、排水が海を汚すのではないかと、住民は厳しい反対運動を始めた。

勝浦市長はこの産廃問題に、どのようなスタンスなのだろうか、気になるところだ。


2009年2月21日 (土)

吉田たいらさんが佐倉に来ます!

うららかな陽射しに、春の息吹を感じる。だがしかし、千葉県知事選挙が間近に迫っている今、♪梅は咲いたか、桜はまだかいな~、という余裕はない。因果な商売である。

さて、昨日、市民ネットワーク千葉県では元いすみ鉄道社長吉田たいらさんと政策協定を結び、推薦を出した。政策協定は以下をクリックしてください。

「seisakukyoutei.doc」をダウンロード

選挙事務所も動き出し、毎日大勢のボランティアがお手伝いにきてくださっている。事務所は元ジーンズショップだったとか、すごく広くて2階まである。全面ガラス張りで、「開かれたガラス張り県政」の予告編みたいだ。

その吉田たいらさんが佐倉にやってきます!

「吉田たいらさんと話そう会」

2月27日(金)午後7時半~8時50分

佐倉ミレニアムセンター 大ホール

皆さま、どうかお気軽にご参加ください。吉田さんは会場に夜8時頃到着となります。幕張から飛んでくるそう。羽根をつけてあげたい・・・


2009年2月13日 (金)

2月12日 吉田さんネットに現れる。

知事選挙は候補者五人が出揃った。

本日午後、吉田平さんが市民ネットワーク千葉県にやってきた。「お見合い」である。会議室は、「吉田さんって、どんな人?」と思って集まったネットの面々で埋まった。

10分ほどの自己紹介。第1次産業を大切にする、福祉と医療の充実、今あるインフラを上手に利用し、新しい箱モノは作らない、の3点が基本姿勢としてあげられた。

このあと、質疑応答。「若い人の活力をどう引き出すか」「堂本知事がやり残した心残りなこととしてあげている子ども人権条例についてはどうか」「市民ネットワークを知っていたか」などなど、活発な質問が出た。吉田さんはかなり緊張気味だったが、ていねいに誠実に答えていった。でも、もう少し、ネットのことを知っていてほしかったな。

写真は熱弁をふるう吉田さん。自称「ノビタ君」・・・似てる!

Yosidasan


2009年2月10日 (火)

センキョの○○さんのブログ

ちょっと前に、「生協の白石さん」という人気ブログがあった。今でもあるのかな? どこかの大学生協の職員が、学生たちの悩み相談に心温まる回答をするので反響をよんだブログであった。

今回取り上げるのは、「選挙の白石さん」のブログである。選挙の争点となっている鬼泪山(きなだやま)に行ったという記事を読んだが、心温まるどころか、心寒くなった。事実誤認が反響を呼ぶかもしれない。

まず、鬼泪山に行ったということで、現地らしき写真が載っているが、これがまずウソ。正体は、お隣の浅間山の片隅に、ちょこっと残っている砂取り場である。ひょっとしたら、館山道を通るついでに撮ったのかもしれない。

それから、文章が意味不明。完全に浅間山とゴッチャになっている。

一つの長ったらしい文章の中に3回も「持続的に」が使われているが、そもそも、山砂を採取することは山を削り取ってしまうことであり、持続的どころか、全く後戻りできない激甚な破壊である。そんなこともお分かりにならないのが「選挙の白石さん」。

しかも、この長ったらしい意味不明の文章の中には、「産業」という言葉がなんと4回も使われている。これがホントの本音? 山砂産業に優しい「センキョの○○さん」のブログから、今日も目が離せない・・・


2009年2月 8日 (日)

2月7日市民派首長たち、大いに語る

午後より、市民ネットワークちば主催のパネルディスカッション「市民は首長が語る地方分権」を聞きに、きぼーるまで行く。

パネラー3人は、これぞネットが選ぶいい男(?)市民派首長。

まず、一番の話題は四街道市長の小池正孝さん。四街道ネットの会員でもあった人だし、清水さんの選挙のとき、選挙カーに同乗したりして以前からよく知っている。昨年秋の市長選挙で、誰もが絶句した当選劇を演じた方である。バリバリ現職をわずか150票差で破った。何の政治経験も持たない74歳の割り箸芸術家が突然市長になっちゃったのである。いつも口ひげとバンダナ姿だった小池さん、「私の口ひげを巡っても、いやそのままでいいとか、切ってしまえとかいろんな声が聞こえる。市民の声を聞くのもむずかしい」と笑わせる。

お次は袖ヶ浦市長の出口清さん。なかなかにハンサムな市長である。わが袖ヶ浦ネットの塚本さっちゃんがほとんど唯一の味方議員という、「見渡す限り敵ばかり状態」のもと、1日の休みもなく働いていらっしゃる。新日鉄の企業城下町の袖ヶ浦市は、浦安・成田と並んで、お金持ち自治体と思われているが、この10年間で市民税収入が46億円も減ったという。

最後はおなじみ長生村長の石井俊雄さん。去年県ネット情報紙に登場していただいてから、ネット内にもファンが多い。村長選挙の応援模様はブログにも書いたが、ダブルスコアで快勝。憲法9条と25条を守ると、明確に宣言している稀有な首長であり、千葉県世界遺産に登録したいほどの人物である。妊婦健診14回無料をいち早く提唱し、現在10回まで無料と県内最先端を行く。小児医療費も現在小学校3年生まで助成。入札改革で浮いた財源を、福祉分野に手厚く配る現代のねずみ小僧!

この3人に加え、コーディネーターがなんと前我孫子市長の福嶋浩彦さん。3人3様に語る首長パネラーを、絶妙の手腕でコーディネートしていく。おまけに、福嶋塾番外編ともいうべき「地方自治講座」もやってくれ、聴衆にとっては二度おいしいフォーラムとなった。

福嶋さんが強調する「一元代表制(国会)」と「二元代表制(地方議会)」との違い。

国会では市民が議員を選ぶが、内閣総理大臣は議員が選ぶ。だから、その時の首相とは与党・野党の関係性ができる。これが一元代表制だ。

しかし、地方議会は、議員も首長もどちらも「市民」が選挙で選ぶ。議員も首長も、説明責任があるのは市民に対してである。議員と首長の間に与党・野党の関係性はできない。これが二元代表制。

ところが、この点を理解していない議員が多く、私たちネット議員に対し、今でも「堂本さんを押し出した与党なのに、なんで反対するんだ」などと議場でも野次られることが多い。

当日の写真。↓

Kubichouforam

左から、福嶋さん、石井さん、小池さん、出口さん。

住民投票に関しては、全ての案件を対象とすべきとする小池さんに対し、合併など重要なこと以外は慎重に判断すべきという出口さん。その中間的な石井さん、とちょっと意見が分かれたが、合併に関しては、3人とも明確に反対。ただし、「大事なことはみんなで決める」というネットの基本の「キ」を引き合いに出した石井さんの言葉が印象的だった。

いよいよ知事選も近づいた。市民ネットワークでは、前いすみ鉄道社長の吉田平さんに出馬要請をし、これから応援体制について議論をしていく。とにかく、今日のパネラーの首長さんたちのように、しがらみがなく、利権にからまず、市民自治を前進させる知事を誕生させたい。


2009年2月 5日 (木)

吉田平さんに出馬要請!

今日は吉川さんの代表質問。いつもノー原稿で突っ走り、こちらが乗っけてもらった原稿をバッサリカットしてしまった前科もある。しかし、代表質問はいつもの2倍、1時間の長丁場。さすがに吉川さん、原稿をしっかり作り、さりとて朗読はせずアドリブ随所。見せ場も随所。

今朝、新聞各紙に踊った「堂本知事不出馬!」の文字。吉川さん、これに触れないのは県議としておかしい、さりとて揶揄するのも大人気ないと、「今朝はこんな報道がありましたが(と新聞記事を読み上げる)、それはさておき」と寸止めのワザ。

児童虐待の質問では、柏児童相談所の現状に触れ、親から見離された幼い子どもたちが、一生懸命トイレ掃除をしたり、お風呂はわずか15分しか入れないなど、思わず涙声での名調子。続く富浦学園はさらに子どもたちの辛い状況がルル述べられる。これは私が書いた原稿なんだけれど、吉川ブシにこちらもついついもらい涙。

さて、こうして代表質問が進んでいる時間、わがネットの事務局長と二人の共同代表は市内の某所で、いすみ鉄道社長の吉田平さんに「知事選挙への出馬要請」という重大文書を手渡していた。

その後、3時半には記者会見。市民ネットワーク千葉県として、吉田氏に出馬要請書を渡したことを報告。メディア側は、新聞各紙とNHK,千葉テレビなど。30分くらいかなと思っていたら、1時間近くかかり、色々質問された。

Kishakaiken

この上は、1日も早く、吉田さんが出馬を表明してくれることを願うのみ。


2月4日思い返せば鬼泪山

2月議会は昨日から代表質問が始まり、明日はわが会派の吉川さんが質問する予定。心配したとおり質問項目が多すぎて、質問時間1時間では到底消化できず、あっちを削り、こっちを削り、まるで山砂採取の山のようになった。

もちろん、山砂採取「鬼泪山」の質問はしっかりと残してある。この間、TBSテレビ東京マガジン「噂の現場」の放映や、土石審の開催など、きなだ関連はメジロ押しだった。

その土石採取対策審議会(土石審)だが、注目の1回目が1月27日に行われた。反対運動も盛り上がってきた中、県は異例の120人の傍聴席を用意したのである。通常、審議会の傍聴席は10席がいいところ。今回は県もがんばった。

しかし、開場時間とされたお昼12時に会場に行ってみたら、すでに120席は埋まっていた! 業者側が、すでに午前10時過ぎから集まり始めていたのである。みるみる会場の外にまで人があふれだした。↓

Waiting

県と「立ち見でもいいから、来た人を全部受け入れてくれ」と交渉し、何とかイスをふやしたりして、最終的には180人ほどの人が傍聴できた。来てはみたものの、満室状態に恐れをなして帰ってしまった人も20人くらいはいたという。

土石審そのものは座長の互選など、あまり大した議案もなく、粛々と進んだ。しかし、15人の委員のうち、辛うじて常識的有識者かな?と思われる人が座長に選ばれてしまった。コレッ!常識派がひとり減るではないか。

山砂推進派の県議がしきりと、「水源が枯れるとか、産廃が入るとか風評は困る」と言っていたが、あとで坂巻センセが指摘したように「オオカミが来ないのに、来るぞ!来るぞ!と騒ぐのは「風評」だが、オオカミがそこまでやってきているのに、「オオカミは風評でした」などとたわけたことをいまだ言う。

傍聴のあと、議会棟の常任委員会室で集会を開いた。50人ほどが参加。

Shuukai

この記事を書いているあいだに次の日になってしまったが、本日、吉川洋さんの代表質問があるので、大勢の方が傍聴に来てほしい。

堂本知事の進退を問う質問をするのではないか、と一部マスコミが色めきだったが、それはない。


2009年2月 1日 (日)

富浦学園を訪問しました。

1月15日に、長年子どもの人権や虐待問題に取り組んでこられた池口紀夫さんからお話を聞く機会があり、そのおり「とにかく、児童養護施設の富浦学園は施設の状態がひどい。人権上問題がある」と聞いたので、早速、1月26日にネットの仲間と、遠路はるばる南房総市の富浦学園にお邪魔した。

富浦学園には現在、2歳から18歳まで103人の子どもが暮らしている。入所の原因は、50%近くが「親からの虐待」。言葉を失う・・・ 年々、児童相談所から措置されてくる子どもが増え、養護施設はどこもパンク状態だという。

現地に着いてまず驚いたのが建物の古さ。昭和40年代に建てられたというから、老朽化が激しい。しかも、部屋割りは旧態依然の「大部屋制」。

これは高校生の部屋。2段ベッドが4つ。8人が一部屋で寝る。カーテンで仕切られているが、プライバシーはどうやって守れるのか。↓

Bed

これは隣接する勉強部屋。同様に、机がずらっと並ぶ。

Desk

プレイルームにはカラフルな遊具が並び、ちょっと心がなごむ。

Playroom

障がい者や高齢者の施設は、不十分ながらも「少人数の部屋」への取り組みが進んでいるが、子どもたちの施設は一番遅れている。法律的なフォローもないまま、施設の職員の方々の献身的な努力でなんとか保たれているという現状だ。

建て増しも改築もままならない状況で、何とか子どもたちに快適な暮らしを提供したいとがんばっている富浦学園の職員の方々の努力が、掃除の行き届いた施設のあちこちに見受けられ、本当に頭が下がる思いだ。

その一方で、カイコだな同然のベッドに子どもたちを押し込め、ほとんど改善策も見出せない国、県の不作為に怒りがこみ上げる。知事は一度も視察に来たことがないという。「枇杷クラブ」に寄るついでに、ここを訪問して子どもたちの実情を見てほしい。

かすかな希望は、2005年に館山市にできた小規模施設だ。ここは住宅地の中にある普通の民家を県が借り上げ、一般家庭の環境で6人の子どもたちが暮らす。

Tateyama

訪問したときはちょうど子どもたちが学校から帰ってきて、親代わりの職員さんから算数を教わっていた。元気そうな様子にほっとするが、ここも定住の住処ではない。しかし、このような住宅型のホームを増やしていくことが子どもたちにとっては大切だ。

親から見離された子ども、やむをえない事情で一時的に引き離された子ども、施設にやってきた理由はいろいろだけれど、ほとんどの子どもたちが、七夕の短冊には、「早くおうちに帰りたい」と書くという。あまりにも非情で辛い現実にうちのめされながら、私たちは帰路についた。


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