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2009年5月25日 (月)

5月24日(日)千葉市長選

本日午後、千葉市長選に立候補予定のくまがい俊人さんの、千葉駅前大集会があった。

鶴岡前市長が贈収賄罪で逮捕されるという前代未聞の事態が起き、民主党市議の熊谷さんに急遽お鉢が回ってきた。千葉市で連綿と続いてきた「助役(副市長)→市長」という伝統を断ち切る絶好のチャンスだ。

今日は民主党とネットが中心となった街頭。たくさんの応援弁士がスピーチし、ようやく待ちに待った熊谷さんがマイクを握る番に。

「借金が1兆円を越す千葉市。モノレール延伸など大規模開発事業の見直しで200億円削減する。カットしたお金は、子どもの医療費助成や保育所待機児童の解消など、子ども施策に使う」など、力強く宣言した。

Kumagaisan

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2009年5月24日 (日)

5月23日(土)大都市の中のスグレモノ公園・有機農業万歳!

市民ネットでは、議員報酬を一括管理して市民活動に使うシステムをとっている。その一環として、毎年学習会や視察ツアーなどいろんな行事を企画しているが、さくらネットでは5月23日に、「食」と「農」と「自然」を楽しむ一粒で3度おいしいバスツアーを実施した。題して「足立区都市農業公園見学バスツアー」。

市民の方も多数参加。総勢23名を載せたバスは、まず市川市動植物園に到着。この公園は谷津と斜面林と言う昔ながらの地形と景観を保全しながら、自然と親しみ、自然を学ぶ場として整備されている。最奥部の700mが自然観察園として保全され、隣接してバラ園やせせらぎ園など整備されている。↓

Nagatayatumap

上図マップのムラサキ色の部分が下の写真。自然のままに生えたヨシや野花、柳が風にそよぎ、とにかく最高の気分。いつまでもこの癒しの空間に遊んでいたい誘惑にかられた。

Shokubutuen

バラ園のバラも綺麗だが、私のお目当てはレッサーパンダ。花よりパンダである。

Lesser_panda

お昼は市川市内の閑静な住宅街にある「自然の食卓」でいただいた。なるべく農薬を使わない安全な食材でおいしい欧風家庭料理。スピーディーな気配りにも満足。

このあと、いよいよ足立区の都市農業公園(通称:有機農業公園)へ。うだるような暑さの中、いつも佐倉でお世話になっている有機生産者林重孝さんが出迎えてくださり、園内を案内してくださった。林さんはここで、月2回、農業の指導をなさっている。

足立区という大都会の中に「農業公園」があるというのが驚きだが、荒川河川敷を利用して、何と6ヘクタールもの広さがある。広い園内には、畑や田んぼ、子どもの遊具広場、古民家などが散らばっている。

園内で、有機農業公園を紹介したDVDを見たが、創始者の魚住さんの言葉が印象深い。

「有機農業でも土壌や水質の汚染は防げない。近代社会はそれほど汚染を広げている。有機農業はこれ以上環境を悪化させない、ここで汚染を遮断するという意味がある。これまで有機農業は普通の人にはとっつきにくく、一握りの人のものだった。その垣根をとっぱらうために、有機農業公園を作った」

千葉県の食糧自給率、つまり県内産のものを県内で食べる率は、わずか28%。

これをもっと引き上げるには、「安全・安心の農産物」を千葉ブランドとして大々的に売り出し、消費者にアピールし、県内の消費を底上げすることでしかないのではないか。農産物の「差別化・ブランド化」である。消費が増えれば価格も下げられる。更に安全な有機農産物が出回る。このプラスのスパイラルを構築することができれば、千葉の農業は輝かしいものになる。

ただし、森田知事のマニフェストには「農林水産業をさらにパワーアップ!」と称して、食の安全、安心できる食材など抽象的な言葉の羅列に終始し、具体的な取り組みはほとんど書かれていない。無論、「有機農業」という言葉は皆無。

この上は「有機農業」の「ポテンシャル」を発見していただきたいものである。

写真の風景は麦畑。右手の背の高いのはライ麦。向こうのほうに古民家が見える。

Yuukikouen

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2009年5月23日 (土)

突然? アクアライン800円化!

今日(5月22日)午後2時ごろ、新聞記者から電話が入った。何と、森田知事が「8月からアクアライン800円」を実施するという。国交大臣との会談があり、そこで記者発表した模様。千葉県負担は10億円と、知事がはっきりとクチにしたというので驚いた。8月から実施というのだから、6月補正予算で出てくるのは間違いない。しかし、とにかく唐突である。サプライズである。

早速担当課の職員に来てもらって10億円の積算根拠などを聞いたが、職員もみな、「寝耳に水」!? 今日の知事の発言にビックリ仰天、度肝を抜かれている様子。もちろん10億円の根拠も全く分からない。

わかっていることは、これから2年間社会実験として、普通車800円、大型車(バスを含む)が1320円(未定)になる予定。

しかし、部下にも知らせず、国交省とだけで決めてしまうのはいかがなものか? アクアライン800円、まさか「ウソ800円」では?などとあらぬことも考える。

このところ、連日のように、やれ記者会見の録画放映を途中で切っただの、やれ剣道2段はうそっぱちだの、相変わらず失点を重ねている知事が、マイナスイメージを払拭するために、がんばっちゃったのではあるまいか。

で、夜のテレビ朝日「報道ステーション」で、早速この件が報道された。そこで分かったのだが、この千葉県負担10億円は、「経済危機対策臨時交付金」という国からの交付金。国も10億円負担するから、都合20億円となる。麻生首相と自民党の菅義偉選対副委員長、そして森田知事の三者会談で、先週には決定していたという。やはり自民党と二人三脚だ。

8月には衆議院選挙が確実視されている。その時期に800円をぶつける腹積もりか。

番組では、地元木更津市のJR駅前が映された。ここにはかつて「そごう」デパートがあったが、アクアラインが出来てから客が来ず衰退し、今は「アクアビル」と名前を変えて生きながらえている。その中でブティック天を経営している女性が「便利に安くなっても、地元は素通りになるだけ」と訴えているのが印象的だった。

木更津市のデータによれば、アクアラインが開通した「おかげ」で、市内の小売店の総売上額が、今までに約500億円も減ったという。

東京・横浜 → 千葉県  1万7300台

千葉県 → 東京・神奈川 1万8300台

これは今年の連休中の車の行き来である。やはり、千葉県から東京・神奈川に行く人のほうが多い。横浜や御殿場でショッピングだろうか。


2009年5月21日 (木)

5月20日(水) 疑惑の知事記者会見・その2

さて、前回の「知事記者会見の不自然なカット」発覚から、週があけた5月18日(月曜)。議会棟会派室で、小宮さんと県の報道広報課に聞き取り調査をした。そのときの県の説明。カッコ内は私のコメント。

◆外部サーバーと契約を結んでいる。年間何ギガバイトか今はちょっと分からないが、数百万円払っている。時間にすると30分くらいだ。
(これに対し、全部放映した場合は何ギガバイトになり、契約料はいかほどになるのか、聞いたところ、返事はあとでということ)


◆1回目が45分以上放映して、そのあとだんだん短くなっているのは、最初はどのくらい放映できるか分からず45分以上やってみたが、やはり、これだと容量オーバーになることが確実。だから短くした。
(本末転倒! 全部放映することが県民の「知る権利」を尊重することであり、容量をふやせばいい話しじゃないか)

◆千葉テレビも会見は途中で切っている。
(千葉テレビは千葉県の委託により県広報番組を作成・放映(随意契約)している。平成20年度だけでも県と108,604,650円の契約を結んでおり、言わば千葉県はお客様。県のHPが千葉テレビを基準にする理由にはならないだろう)

◆堂本知事の時代から、30分前後でカット編集してきた。
(今は堂本知事時代の動画は全て削除されているので、確認のしようがない)

◆朝日新聞の記事では「県民からの要望があれば、すべて放送することも検討したい」と書いてあるが、自分はそんなことは言っていない。正確には「技術的な面を含めて、検討の余地がある」と言った。
(このあと職員に確認すると、「検討もするつもりはない」と更に後退!)

もう一度言うが、2回とも森田知事が政治資金規正法やパチンコ問題について質問を受けた場面がカットされている。声を荒げて退席した場面も含まれている。ここがバッサリとカットされているのだから、誰が見ても「容量が理由なんて、なんと要領の悪い言い訳なんだろう」と思わざるを得ない。

知事が指示したとしたら大問題だし、職員が気を利かせてカットしたとしたらこれまた大問題である。情報隠蔽は一番やってはならないもののひとつだ。一度隠し立てしたりウソをつくと、うそにウソで塗り固め、やがて身動きできなくなり墓穴を掘ってしまうことだろう。

急いで「抗議文」を作成し、記者クラブに投げ込みに行く。(抗議文は以下をダウンロードしてください)

「kougibun.doc」をダウンロード

千葉県はガンとして「容量がたりないのでカットせざるを得ない」と言い張るが、では、他県はどうなのか? 森田知事が日ごろから意識している東国原知事の宮崎県を調べてみた。

4月7日(1時間2分32秒)、4月21日(1時間15分50秒)、5月19日(1時間8分37秒) いずれも「カットなし完全放送」

千葉県は毎週やるが、宮崎は2週間に1回のペースなので、その分長くやれるのかもしれないが、少なくとも全部放映できているのだ。しかも特筆すべきことは、最初の「知事発表」がせいぜい10数分で、あとはたっぷりと記者の質問時間になっている点だ。

本来は記者会見に県民も参加できるようにするべきだ。長野県はすでに実施。知事が変わった現在も続けられている。

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2009年5月17日 (日)

5月16日(土)知事記者会見、県のホームページで情報隠し?

森田知事は毎週木曜日に定例記者会見を行っている。

さて、昨日(5月15日)の千葉日報に「5月14日の記者会見で、自身が主演した青春ドラマをテーマにしたパチンコ台が発売されたことについて問われると『何で(批判が)あるんだ、何で私がいけないんだ』と声を荒げ会見を打ち切る一幕もあった。」とあった。

早速県庁ホームページで記者会見の動画を見てみると、インフルエンザや地域活性化プラットフォーム事業、国体ではシャワーやトイレを改修するなど、公式発表がダラダラと続き、いよいよ記者との質疑応答。これまた、「知事になってからどんな勉強をしているのか」とか、「民主党の小沢辞任と代表選挙についてどう思うか」とか、可もなく不可もなくの質問がダラダラと続き、いい加減イライラしてきた。

ただし、途中で、「小沢氏は西松建設に関して説明責任を果たしているか」という意味深のグッドな質問があった。これに対し、知事からは「国民が説明が足りないというのなら、そうだろう。民主党議員からは総会の中でそんな声は出ていない。権力闘争みたいだなぁ」という、まるでチンプンカンプン、かつ、スットコドッコイな答えが返ってきた。

はぐらかしなのか「天然」なのか、それとも深~い意味があるのだろうか?

などと考えつつ、今か今かと「声を荒げ・・・」の場面を待っていたら、突然プチッと録画が終ったのである。??????

こ、これって、見せたくない画面をカットしたの??? そこまでやるのか!

とりあえず、県の総合企画部報道広報課に電話で聞いてみた。大分待たされた後、返ってきた答えが「録画は容量が30分程度なので、それを過ぎると終了しちゃうんです」 「えーっ、本当ですか? 見せたくないから編集しているとか、ないんですか?」 「いえ、それはないです。容量の問題です」

で、おかしいと思いつつ、一応ことの顛末を「告発する会」のメーリングリストには載せておいた。

すると、今朝(5月16日)の朝日新聞千葉版にドーンと載っているではないか。

知事会見動画、尻切れ:県の運営するホームページで、4月30日と5月14日にあった森田健作知事の定例会見の動画が会見途中で終了している。就任直後の会見は冒頭から終了まで放送した。しかし、今回は政治資金の問題や知事が過去に主演したドラマをテーマとしたパチンコ台についての質疑部分が流れていない。県は『サーバーの容量の問題』としているが、知事の『マイナスイメージ』と取られかねない質疑のカットは『情報隠し』との批判を招きそうだ。」

このあとの記事では、報道広報課の能美副課長の「サーバーの容量の関係上、放送は従前どおりに原則30分前後としている。(知事から動画を短くするように)指示は受けていない」というコメントが紹介されている。

早速これまでの記者会見の時間を調べてみた。するとーーー

4月16日の就任記者会見は45分28秒の全てが放映された。

2回目、4月23日の記者会見も36分7秒全て放映。

3回目、4月30日、そして、今回5月14日の記者会見は政治資金規正法、福岡の高校の講演料の疑惑、パチンコ台の問題について質疑があったのだが、4月30日は30分31秒で終了。5月14日にいたっては、34分だったのに、わずか27分42秒で終了。

県の言う「30分が限度」という理屈は全く破綻している。これこそ、情報操作、事実の隠蔽ではないのか! 県当局、そして誰よりも森田知事本人の釈明を改めて厳しく問いたい。

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2009年5月13日 (水)

5月12日(火) 八ッ場裁判と裁判員制度

午前11時より千葉八ッ場裁判最後の口頭弁論。ピッカピカの新しい千葉地裁に入る。今回も傍聴席は満員。昨日の東京裁判の住民敗訴がよほど嬉しいのか、老獪弁護士B氏の頬はゆるみっぱなし。

例によって、淡々と議事(?)進行、と思いきや、次回6月23日の結審について、老獪弁護士B氏より注文が出た。なんと、結審に出す原告側の最終弁論書を「3週間前にくれ」と言うのだ。それを読んで反論を提出するとのこと。ば、ばかな! 最終弁論というのは最終回に、双方「セーノ!」で同時に出し合うものではないか。それを、原告側のを先に出させ、それを読んでから反論を書いてチョンにするとは、自分を有利にするための卑怯な手段である。さすがの裁判長もこれは却下。

しかし、昨日の東京裁判の判決は、「お上の決めたことに民は口出しするな」という前時代的なひどいシロモノだった。結論が先にあって、それにあわせるために、東京都のいい分を全て認めた。せめて、過剰な水需要予測を改めさせるよう指摘するなど、行政側への言及があれば・・・

裁判終了後、中丸弁護士らによる説明会。嶋津さんの怒りをこめたコメントがみなの胸を打つ。

江戸のカタキを、千葉で打とう!

さて、このあと八ッ場ダムをストップさせる千葉の会の幹事会。ばたばたと今後のイベントや会報作成について決める。

午後3時に県ネットを飛び出して、東京へ入江さん吉澤さんと急ぐ。国会の衆議院会館で、「裁判員制度反対院内集会」が開かれるのだ。

会場は満杯。司会は保坂展人衆議院議員と、われらが弁護士及川さんとで、サクサクと要領よくすすんでいく。まずは超党派の国会議員による「裁判員制度を問い直す議員連盟」代表の亀井久興衆議院議員があいさつ。「この制度を全会一致で可決したことに忸怩たる思いだ。その後、裁判員制度がいかに欠陥だらけで、危険なものであるかが分かった。5月21日実施を目前にして廃止、あるいは凍結をめざして全力を尽くす」

狭い室内は超満員で立ち見も出る始末。出席者は最終的に、弁護士26人、市民35人、議員14人、議員代理出席(秘書)17人の計92人に上った。

主な発言はーーーー

◆この制度には「国民に強制的に参加させ、拒否する者には罰則を課する」など、少なくとも憲法違反が4点以上ある。

◆普通、こういう問題があるから、こういう法律を作るということになるが、裁判員制度に限っては、今の制度は森法相も「何の問題もない」と言っているのに、無理やり法律を作ってしまった。ハメルーンの笛吹きに連れられたネズミのように、国民が誤った方向へ連れて行かれている状態だ。

◆今回の裁判員制度は、実は、ナチスドイツに占領されていたフランスの「参審制度」にそっくりだ。最高裁が発行しているフランスへの調査報告書でも明らかにされている。60年以上も前の、いわば「ナチスの参審制度」というべきものを、「裁判員制度」と名前を変えて導入しようとする国家権力の狡猾さと恐ろしさを知ってほしい。

◆自分は衆議院議員でありながら、この法律ができたことも知らなかった。(おいおい) しかし、大変な問題があると分かったので阻止したい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特に興味深かったのが、実際に「模擬裁判」に参加した市民の方の発言。この男性は最初は裁判員制度に大賛成だったという。ところが、模擬裁判員になって、とにかく職業裁判官がシロウト裁判員を強引に誘導する姿を目の当たりにし、考えが180度変わったという。「自分は無罪だと判断したが、結局は裁判官の意向のとおり、有罪になった。これが実際の裁判だったらと思うと、もう二度と参加したくない」

私と吉澤さんも発言。私は、さくらネットで行ったアンケートから「人を裁くなんて、自分は絶対やりたくない」「墓場まで秘密を持っていかなければならないなんて真っ平ごめんだ」などの意見を紹介した。吉澤さんは「主権者たる国民を統治の側に強引にもっていく点に大きな問題がある」と指摘。

えん罪は増えるだろうし、国民の負担はもっと増える。何のための制度か。司法の負担と責任を減らすためだけとしたら、その代償は余りにも大きいのではないか。

写真は左から、原口議員、亀井議員(ちょっと隠れている)、綿貫議員、そして保坂さん。

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余談であるが、帰り際「大野さん」と呼び止められてビックリ。夫の会社の同僚ではないか。なんと定年退職後、国民新党の糸川議員の秘書をやっているとか。世間は狭い!

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2009年5月12日 (火)

5月11日(月)八ッ場ダム東京裁判 不当判決!

民主党小沢代表の辞任というニュースでもち切りの今日、もう一つ重大なニュースがあったが、テレビはほとんど取り上げなかった。

八ッ場ダム住民訴訟である。4年前から1都5県で同時訴訟を起こしているが、本日東京地裁がトップを切って判決を出したのだ。

結果は原告側敗訴の不当判決。

私は昨夜から目が炎症を起こし真っ赤に充血。残念ながら東京地裁には行けなかったが、夕方判決の概要が届いた。読んで手がぶるぶる。本当に不当な判決である!

東京は1日170万トンも水が余っている。八ッ場ダムからの水など1滴も必要ない。治水効果のほうも、根拠となるカスリーン台風のときの雨量パターンを捻じ曲げて、過大・誇大に被害をでっち上げている。

そんな国の言い分を、ろくな検証もせずにすんなり受け入れる裁判官。しかし、住民側が綿密な調査と精緻な理論で組み立てた意見は一顧だにしない。

判決を書いた定塚誠裁判長は4月1日に最高裁の情報政策課長に異動している。東京地裁に来る前も最高裁の行政局第一課長にいた人間で、彼自身は裁判官というよりも司法官僚と言える。だから、国には逆らえない。国の無駄な公共事業に鉄槌を下すどころか、やすやすとお墨付きを与えてしまう。

住民訴訟は99%、住民が負ける。所詮、司法も体制側なのだ。もうすぐ始まる「裁判員制度」は、新制度のような血なまぐさい刑事事件ではなく、八ッ場ダムのような行政訴訟こそを扱うべきではないか。税金の使い方という生活に直結することがらなんだから、民間の判断を入れたほうが絶対に良い。「お上」の意向ばかり気にする裁判官が、公正な判断を下せるとは思えない。

いずれにせよ、明日は千葉県で最後の口頭弁論。千葉の裁判官は「正義」を具現してほしい。

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2009年5月11日 (月)

5月10日(日)母の日はシール投票で赤い花

今日は船橋駅で「森田健作知事の辞職を求める署名」活動。

午後12時半に車に「署名七つ道具」を満載し、船橋駅北口に春子さん、川嶋さんと到着。1時間ほど週刊誌の取材を受けたあと、北口の署名現場に。

さすが、大都会船橋。人も車も激しい往来。署名など無関心な層が多いのかと思ったが、結構よく立ち止まってくれて署名に応じる。

恒例の「モリケンはうそつき? うそつきでない?」シール投票も大人気。

すぐ横のお花屋さんは、「母の日」プレゼントのアレンジ・フラワーを買う人でごった返していたが、私たちのシール板にも赤いカーネーションならぬ、赤いシールが大輪の花を咲かせてくれた。↓

Shomeifunabasikekka

午後2時~4時までの2時間の結果はーーーー

モリタ氏はウソつきだ!   そう思う(赤いシール) 311(88%)                                           

               そう思わない(緑のシール)  43(12%)

モリタ氏の辞職を求める署名  223筆

すごく印象的だったのはある中年の女性。「私は昔から森田さんのファンなので」と言いながら緑色のシールを貼った。こちらが「なぜ森田氏を告発したか」のチラシを差し上げて、かいつまんで概要を話したら、じっと耳を傾け、「知らなかった。じゃあ、赤いシールを貼るわ」と貼ってくれた。そこで、「緑色のは取りましょうか」と聞いたら、「うーん、もったいないからそのまま貼っておいて」  「・・・・」

ボランティアも20人以上かけつけてくれ、マイクによるリレートークも絶好調。今日も収穫の多い一日だった。シールを手に県議3人↓

Shomeifunabasi3nin

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2009年5月 9日 (土)

5月8日(金) モリケン・マニフェストはすごすぎる!

午前中いっぱい、メールの返信や「森田健作氏を告発する会」の事務作業を行う。グレープフルーツの花はすでに盛りを過ぎ、しのつく雨にハラハラと散っている。

午後から県ネットの政策委員会。各部会リーダー、政策調査室メンバー、県政担当、そして県議2人などが月に一度集まって、ネットの政策について話し合っているが、今日のお題は「モリケン・マニフェスト」。教育、福祉、環境など、分野ごとに検証していった。読むほどに胸がうすら寒くなり、みんな千葉県の運命やいかに、暗い顔になる・・・

いやぁ、選挙中から「評判」のモリケン・マニフェスト。ボリュームもツッコミどころもテンコ盛り。「これを1人で書いたから自分は完全無所属だ」と、ご本人は胸を張っているが、本当にこれだけのものを、これだけの内容を、これだけの誤謬と偏見と誇張に満ち溢れた文章を、ひとりで書き上げたとしたら凄い。

例えば「教育日本一」の項。

「最近は悲惨な事件があとを絶ちません。日本人の心、道徳心が、どこかおかしくなってきています。学級崩壊のみならず、家庭内殺人、無差別殺人など、これまでの常識では考えられないような事件が頻発しています。それらの元をたどれば、家庭や学校において、人格形成の基礎をなす道徳教育躾教育が十分ではなかったことが大きな要因です。(あと省略)」

全編このように、大きな太文字で強調する独特のスタイル。おどろおどろしい文字をいたずらに強調することで、読む者に先入観を植え付けようという寸法だ。しかし、あまりにも乱暴な思い込みの理屈だぞ。実は凶悪犯罪件数はここ数年減少傾向にある。(下図は横須賀市のホームページから)

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上の図を見て明らかなように、凶悪犯罪は昭和25年から30年が第1ピーク、平成15年が第2ピークで、以後減ってきているのだ。では、犯罪全体はというと・・・

以下は総務省の平成19年度犯罪統計から。

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また、以下が少年犯罪の件数の推移。

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意外や意外、少年犯罪は昭和55年から60年ごろがピークで、以後増減の波はあるものの明らかに減少してきている。

事件が起きるとマスコミがセンセーショナルに騒ぎ立てるので、なんだか凶悪事件が急増しているように感じているのだ。「体感不安」と言うやつ。これを煽り立てることで、自分の思う方向へ人々を誘導していく。あれっ、「完全無所属」と同じ手口ではないか。

森田氏は知事になって、まずやることは、お金のかかるリニアモーターカーでも、アクアライン800円化でもなく、お金のかからない「教育」だろうと言われている。日ごろから大好きな「道徳教育」や「しつけ教育」をモリモリ押し立ててくるはずだ。

彼は文部省政務次官だったときから、「子どもに必要なのは命令や強制。自由は二の次だ。子どもを信じちゃいけない」と高言していたという。子どもに自由なんか与えたら、千葉県は少年犯罪の巣窟になってしまうと県民をおどし、ハイ、高校にも道徳の時間を、交番もバンバン増やしましょう。子どもはみんなで監視するのだー!

しかし、ご自分は日ごろからパチンコ大好きで、ついにはパチンコキャラクターとして鮮烈なデビューを飾った。ギャンブルの一種であるパチンコと、青少年の健全育成や道徳教育をどう両立させていくか、今後が見ものである。

このあと、「子ども部会」に参加。またもやモリケンのマニフェストをサカナに大いに盛り上がる。

午後4時半からは議会棟に行き、健康福祉部児童家庭課から、2月補正で決まった「子育て安心基金」のヒアリングを受ける。保育所の待機児童対策だということで、千葉県だけでも2年間で44億円が付く。うまく行けばいいが、市町村の負担も発生するので、果たして・・・

午後6時、大急ぎでJR千葉から快速に乗り、飯田橋へ。介護保険の学習会に出席。今年4月から認定基準が大幅に変わり、介護認定が軽くなって今までのサービスが受けられなくなった人が多発している。最新情報を聞きたかったが、講師の先生はいささか行政よりの匂いが強く、いまいち得るところはなかった。こういうときの帰路はがっくり疲れる。

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2009年5月 8日 (金)

国はボッタクリバー?

国直轄事業負担金制度という仕組みが今脚光を浴びている。

国の直轄事業負担金制度というのは、国が一方的に決めた道路や橋やダムなど大掛かりな公共事業を、地元自治体がその費用の2分の1から3分の1を負担する制度だ。問題は、計画を決めるのは国であり、自治体はなんら異を唱えることもできず、言われるがままの負担金を差し出さねばならないことだ。

これにかみついたのが、大阪の橋下知事。

「文句は言うな、金は出せとは、奴隷制度そのものやないか!」

そして今年4月に入って、次々と明らかになった「奴隷制度」の実態。

茨城県では、国交省の出先機関が国道事務所庁舎の新築費の3分の1(7億円)を県に負担させていたことが判明。県はこの事実を全く知らなかったという。

橋下知事は「事業に直接関係する現場事務所ならともかく、普通の出先機関の庁舎建設費を県に出させるのは極めておかしい。茨城県は払うべきではない」と憤慨している。

次に埼玉県。やはり、熊谷出張所など六箇所の事務所の移転や修繕費を負担させられていたとのこと。上田埼玉知事は「道路などなら甘んじて負担するが、出先機関の施設費なら返してほしい」と怒り心頭。

ここまで来たら、次は千葉県? 急いで県土整備部の担当者に聞いてみた。すると、やっぱり千葉県でも同じケースが見つかったという。ただし、この直後連休に突入したので詳細はまだ不明。

千葉県の平成21年度の直轄事業負担金は、国交省だけで2032億3千万円。うち、営繕宿舎費が4700万円で、人件費・その他が19億9900万円。あと、農水省なんかの負担金もあるが、詳細はまだ調べていない。

おかしかったのが、このヒアリングしたまさにその日(4月30日)に、国交省から県に「地方公共団体に対する直轄事業負担金の予定額通知等の発出と内訳等の内容の充実について」という長ったらしい名前の通達が来たことだ。

このジュゲムジュゲムのような通達は、平たく言えば、「国が地方に出させていた負担金の明細を今後はきっちり書きますよ」ということ。

通達の中味を見てまた驚いた。事務所の車両購入費(補修費も含む)、工事の説明会やパンフレット代、庁舎建て替え・補修、宿舎建設、職員の人件費などなど、きら星のごとく、「お勘定明細」が並んでいるのである。

いままで、この全てが、「○○工事費」として何食わぬ顔の国から県に一括請求され、県は唯々諾々と支払いに応じていたのだ。

これを橋下知事は「まるでぼったくりバーだ!」と呼んだ。うまい!

一晩飲んだら何十万。何を何杯飲んだのか、焼きウドンは食べたのか、など一切分からぬボッタクリ・ワールド。

バーの場合は自分の金。だが、国の場合は我々の税金だ。だから、県も財布の中身を考えることもなく、億という金を惜しげもなく吐き出していたのだろう。国も国なら、地方も地方。「最小の経費で最大の効果を」という地方自治の精神は地に堕ちた。痴呆自治だ。

それにつけても千葉県よ。当選直後に、やれリニアモーターカーだ、アクアラインだと、首相や都知事、国交省のお歴々に尻尾を振って会いにいった知事なら、「こまかいことはイインだよ!」と、明細なしの請求書にモリモリとサインしちゃうんだろうなぁ・・・

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2009年5月 7日 (木)

連休返上、八ッ場づけ!

あと10分で連休が終る。このブログを書き上げる頃には7日となっているだろう。

連休中は休み返上でパソコンに向かい、八ッ場ダム住民訴訟の「再反論」を書き上げた。昨年8月に原告側証人として私は「陳述書」を書き、法定に立ったが、被告(千葉県)は私に対する質問は一切せず、その後数ヶ月も経ったころ、文書で「難くせ」をつけてきたのである。その「反論」たるや、数字やデータなど科学的根拠は皆無で、「大野氏は水利権についての理解が十分ではないようで・・・」とか、「政策論争を出るものではない」とか、人を小ばかにした文言が並んでいる。これを書いたであろう、老獪弁護士B氏の顔が目に浮かぶ。

治水をとってみても、八ッ場ダムが利根川下流域にとって、どれくらいの治水効果があるのか、数字は一切示されていない。利水はもっとひどい。これまで過大な需給予測を続けてきたくせに、昨年の秋突然下方修正をして澄ましている。私たちが散々指摘した末の下方修正である。まだまだ、実態よりは過大な予測だが、ずいぶん私たちの予測に近づいてきた。だが、裁判途中の変更は、「後だしジャンケン」ではないか。不利とみたら、臆面もなく主張を変える。これではまっとうな裁判にならない。

怒りながら、再反論を書いていた最中、夫が見ているテレビがジャック・アタリ氏へのインタビューだと気づき、つい一緒に見てしまった。

ジャック・アタリ氏はフランスのミッテラン大統領のふところ刀として知られる「知の巨人」。経済学、哲学、音楽、歴史など、あらゆる分野に秀でている。夫は彼の著作「21世紀の歴史」が愛読書だ。(私は・・・読むヒマがない!)

アタリ氏は、今回の世界金融不安に火をつけたアメリカの投資バンクのマネーゲームを、「危険な夜の道を、ライトをつけないで走っている車」と称した。前をちゃんと見て走らないといけないのに、「リスクは見たくない」「見なければやがて何とかうまく行く」という、刹那的で楽観的な考え方。現実世界をディズニーランドと同一視する超お気楽な人たち? はげたかのように金になる商品に群がり、犠牲者の血を吸いながら巨額の富を築いていった金融戦士が???

アタリ氏「もし、自分がやめれば、他人に儲けを持っていかれる。それが嫌なんですよ」・・・なるほど。

彼はキーワードとして「speculation」という単語をあげた。まさに「投機」という意味であるが、実は「予測」という意味でもある。

暗く危険な道ではライトをしっかりとつけて、前方を「予測」する。それも一部の特定の人だけが「予測」するのではない。多くの人が「未来」を予測できることが、「民主主義」なのだ。今はまだ、民主主義はグローバル化していない。グローバルな「市場」が生まれたが、肝心の民主主義はローカルなままだ。

日本に今必要なのは「開放の精神」だと、氏は言う。日本は並外れた技術力があるのに、官僚の特権維持にこだわるあまり、世界に向かって扉を開けず、世界的地位を失いつつある。内にこもったまま中国との確執を解決できず、また、アジア共通市場も構築できていない・・・

ああ、アタリ氏の言葉をそっくり国交省に投げつけたい。官僚の特権維持にこだわるあまり、むだなダム建設を決してやめない。もうすぐ、人口は減り、水余りがひどくなるのに、きちんと前を見ようともしない。完全な「speculation」の欠如だ。

イカリ・ソースがふつふつと沸き立ってきたが、ここで気分転換。我が家は今、気の遠くなるような芳醇な香りに満ち溢れている。大野家名物グレープフルーツの花が今真っ盛り。ディオリッシモのごとき香りが家の中まで漂ってくる幸せ。

Grapefruits

しかし、このお花ちゃんたちが全部あの大きなグレープフルーツの実になるのだ。うーん、絶句。 その折にはまた写真を載せます。


2009年5月 3日 (日)

5月2日 憲法集会とモリケン署名

5月2日、習志野文化ホールで開かれた「憲法九条の集い」に参加。会場の外では右翼の街宣車が、大音響でおどろおどろしくガナリ立てている。

会場には1時間前に行き、永野さんと「森田健作知事の辞職を求める署名」をホールの入り口で集める。急に思い立ったので旗もなく、マイクもなかったが、誰もが立ち止まり、「行列のできる署名活動」となった。「本当に千葉県民として恥ずかしい」と言いながら署名する人がほとんど。途中で、友子さんも助っ人で飛び入り参加。

で・・・わずか1時間で245筆も集まった! 来て良かった、さぁ、かえろ。

じゃない、既に始まった憲法集会に慌てて入場。すると、広いホールがぎっしり満員。憲法九条はまだ大丈夫だ、と実感する。

最初のお話は高遠菜穂子さんで「命に国境はない、イラクで非暴力は実現するか」

高遠さんの話を最初に聞いたのは、彼女がイラクで捕虜になって、開放されたあと日本国内で理不尽なバッシングに会い、なんとか回復した時期だった。解放後、初めて人前で話をするということで、かなり緊張しておられたのを覚えている。

しかし、今日の高遠さんは別人のように力強い口調で、よく整理されたイラクレポートを私たちに話してくれた。

2004年の米軍によるファルージャ掃討のすさまじい写真・・・ 目をそむけたくなるようなむごたらしい遺体。しかし、遺体が示す白リン弾や化学兵器が使用された動かぬ証拠を、私たちは目をそむけることなく見つめなければならない。そして、アンバール州都ラマディで起きた、隠された住民虐殺。

イラクはかつて、シーア派とスンニ派が共存共栄していたが、イラク戦争をはさみ、現在は完全に分断されているという。そして宗教対立が激化し、虐殺が繰り返されている。反米武装組織に呼応して国外からアルカイダ勢力も入り込み、戦闘状況は悪化した。アメリカによるイラク侵略は、破壊と民族分断しか生まなかったのだ。

最大の被害者は子どもたちだ。親を目の前で殺され、今もPTSDで苦しむ6歳の幼児。スライドを見ながら、こんなむごいことがあるのかと胸が痛む。

だが、しかし、希望が生まれつつある。アルカイダを掃討する目的のために結成された覚醒評議会。米軍の協力を得ているということだが、スンニ派住民が評議会を組織し、平和を取り戻そうと懸命の努力をしている。

その1人、高遠さんの知り合いのサラーム(アラブ語で平和という意味)さんは、たった一人で丸腰徒歩で米軍基地におもむき、自分のムラからの米軍撤退を、100日間粘り強く交渉して、ついに撤退させたという。

高遠さんはこのエピソードに「九条のにおいを感じた」と表現した。

現在のイラクは、虐殺の舞台だったアンマール州はかなり治安が良い反面、バグダッドではテロが激化、毎日100人単位の住民の死者が出ているという。

高遠さんは、日本からイラクに医療用物品を運んでいる。イラク戦争に日本が自衛隊を送り込んで以来、イラクの人々の間で反日感情が強まり、日本からの支援を取り次ぐイラク国内のボランティアの命が狙われ、ずっと日本からの支援だということを隠してきた。しかし、高遠さんの努力が実り、つい最近、日本からの支援物資だとカミングアウトできたという。

イラクでかすかに芽生え始めた「非戦の願い」。高遠さんは「憲法九条は日本だけのものではない。世界中が必要としている。今こそ9条を世界に強く発信するべきだ。日本人はあまり9条を大切にしない傾向があるけれど、世界から逆輸入ということになれば、何でも輸入物が好きな国民だから、もっと大切にするかも・・・」と締めくくった。

超満員の会場と、遠くの高遠さん ↓

Kenpoushuukai

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