« 死に方の選択 | トップページ | 見学2箇所 »

2006年8月28日 (月)

いちはらの森林

午前中は、市政相談で事務所。

午後、飯給(いたぶ)にある森林組合へネットの仲間といっしょに見学・聞き取りに出かけました。上符さんが以前に市原の森林についてお話を聴き、今回は、もっと詳しくということで私たちもぞろぞろついて行ったわけです。まずは事務所前で一枚Cimg1650

組合長Mさんにお話を伺いました。4月から県内森林組合は合併してひとつの組合となり、出資金1億2千万円、組合員所有総面積4万5千haを対象に活動することになりました。市原市周辺域に関しては、大多喜も含めて6千5百haの森林面積(組合員1283名)。その内、高滝上流域は2千haです。組合自体は10人の職員で運営しています。市内には広大な森林がありますが、保安林はほとんどありません。保安林にすると税の優遇は受けられるのですが、転用などでの開発がしにくくなるため、指定が嫌がられるのだそうです。

林業の未来は明るくありません。1ha当たり3000本~4000本の木を植えて、5回ほど間伐(15年に一回ほど)を繰り返して、2000本ほどの木を残します。木材の値段は切り出してメイン道路まで引いてこないと販路にものらず、ほとんど儲けになりません。おまけにミゾグサレ病に被害がひどい。

事務所前に積み上げてあった木材は、2~30年生の間伐材で、根元の太い所が元玉(もとだま)といって、3.5寸角の木材がとれ柱に使えます。その上の部分が二番玉(にばんだま)3寸角の木材になり、母屋材(もやざい)、屋根用となります。値段は・・・人件費を差し引くと、ため息しかでません。写真は3寸角の木材がとれる間伐材。Cimg1652

大切に守ってきた100年生の杉でも、切り出しの人件費、クレーンで引き出す費用、など、差し引いていくと、ほとんど儲けは残らない。おまけに、クレーンも入らないような深い山中だと、森林組合も切り出しを引き受けてくれないそうです。どうする?日本の森林業!市原市の木を使って家を建てることを、モデルハウス・キャンペーンでやってみるしかなさそうです。(でも組合員の合意を取り付けるのが難しそう・・)ため息をつきつつ、一番径の大きな木材の前で一枚写真をパチリ。組合長さんはとうとう写真に入ってくださいませんでした。一枚撮ってあるんですが、ここでは内緒。Cimg1655

最後は飯給(いたぶ)山すそにある真高寺山門を見学しました。寛永5年に建築され、最近改修なった見事な山門です。Cimg1657 梁の部分も優美です。Cimg1659

« 死に方の選択 | トップページ | 見学2箇所 »