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2006年12月 2日 (土)

カリスマ塾長・憲法を語る

本日はお日柄もよく、午前中、アンケートを持って、国分寺台をテクテク。ご無沙汰の人にも会えて、ちょっとラッキー。

さて、午後、「憲法改定はこの国に何をもたらすか?」というタイトルで、法学館伊藤塾 塾長伊藤真さんの講演会が市民会館小ホールで行われました。主催は憲法を守ろう・市原市民連絡会(9条の会いちはら)です。出席者は230人ほど。

びっくり!日本国憲法の基礎は「愛」です、ということからお話が始まった。滑らかに早口に、かつ、あまりに内容が盛りだくさんだったから、はしょって心に残ったフレーズをいくつか。

東西ドイツに分断されベルリンの壁が築かれていた当時、中学生としてドイツに住んでいた伊藤少年が垣間見たドイツ。

ドイツで一番地価の高い所は?・・・それはミュンヘン。どうして?なぜなら東ドイツから攻められた時、中立国スイスに逃げられる最短距離の都市だから。・・・地価は経済効率のいいところが高い、とわれわれ日本人は思い込んでいるけど、それは思い込み。「安全」は高コストであっても、確保したい、とドイツ人は願う。経済的価値だけで判断する習慣がすでについてしまっている私たち。

永久に壊れないと思われたドイツの壁が1989年に壊れた。・・・なぜ?・・・対立することでなく、壁の向こうに信頼する仲間を作ったから・・・。

法律は、国民の自由を制限し、社会の秩序を維持するためのもの。憲法は、国家権力を制限して、国民の人権を保障するもの。

先の沖縄の知事選挙。沖縄県民は、基地の移設より、経済振興雇用創出を選んだ。・・・というマスコミの論調。そうかもしれない、でも、なぜ沖縄県民にだけ、二者択一を迫る?本土にはほとんどの基地もなく、かつ就職できる産業はそれなりにある。なぜ沖縄の人間にだけ、あれかこれかを迫る?・・・(ほんとにそうだ!)

いじめの問題。・・・「みんな同じだから仲良くしようね」は間違い。同じであることを仲良くすることの条件にしている。それは異質であれば排除してもいい、という論理につながる。ほんとは、「みんな違うから仲良くするんだよ」と言わなければならない。・・・(胸に迫る言葉です)

軍事力で国を守れると思うのは「幻想」。もし、そうなら、なぜアメリカに9・11爆破事件が起こった?

ある国が、軍備拡張するのは、脅威。ほんと?じゃ、なぜ世界最大の軍事大国であるアメリカは日本にとって脅威でないのか?・・・それは、日米は今のところ親米・親日だから。では中国・北朝鮮が脅威なのは、なぜ?・・・相互に信頼関係がないから。・・だとしたら、軍備を拡張するより、互いによく知り合い、国際間の信頼関係を築くことの方が、脅威を回避できるのでは?

憲法9条の精神は、自衛隊もある今の日本にとって、現状にそぐわない。いわば、非常識。・・・しかし、考えても見よ。

憲法25条、「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条項。その通り日本で行われているとは思わないけど、でも、だからといって、だれも、現実の生存権や、社会保障制度レベルに、憲法を変えようとは思わない。

刑法235号に「盗むな」と規定してある。が、世に泥棒の種は尽きない。でもだれも、刑法を変えて、現実に即したものにして、「盗むな」という要件を緩めようとはしない。・・法は、「~であるべき」を示す。現実がだらしないからこそ、憲法は「あるべき「規範」をしめす。

憲法9条は今の非常識。しかし、100年後の常識になるように、現実の方を憲法の精神に近づけるべきでは?

軍隊は、国民の生命と財産を守るためにあるのではない。それは警察の仕事。軍隊は「国」、すなわち、天皇を頂点とする民族の風土を守るためにある、と元自衛隊幹部が著書で語っている。・・・云々。

写真はホームページから。Photo_3

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